Are you 国際人?|世界平和青年連合

[59]体験が持つ力

mail_02.jpg 体験の重要性はしばしば指摘されますが、特に国際交流や異文化間交流の場合、実際に体験してみたかどうかで、その楽しみや難しさへの認識は随分違ったものとなるでしょう。海外体験をした人の多くが口にするのは「百聞は一見にしかず」という言葉。当然、体験する前であっても事前に得た知識や情報によって文化や習慣の違いはある程度理解していたのでしょうが、それほど体験によるインパクトは強いということです。コミュニケーションは体験そのものです。体験は主観的なものですが、より心を揺さぶる要素を持つという点で、その影響力が大きいといえます。

 本来、国際社会、グローバル社会というものは、人種や民族、宗教などをより細かく区分したり、区別したりする社会ではないはずです。多文化、多民族が共存することはもちろん、共に生きることのできる社会を実現していこうとするのが、今日的グローバリゼーションの真の意味であるべきだと考えます。

 今や地球が一つの社会として回る時代を迎えました。知識や情報も大切なものですが、これからは一歩踏み出して、体験を通して自分の五感で異文化を理解し、適応していくことが肝要です。そうすることで、人類が共に生き、地球全体が共に繁栄する社会の在り方というものを見つけ出すことができるようになるのではないかと思うのです。

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「The longest journey begins with one step !」
(千里の道も一歩から!)
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覚えよう!今週のEnglish Words:

「except for〜」 → 「〜を除いて」

Example:They all gave the same answer except for Taro.

→彼らは、太郎を除いて全員同じ答えをした。

[58]真のグローバリゼーションとは何か

mail_02.jpg グローバリゼーションは文字通り、人類が地球規模で共に暮らす時代、人類運命共同体時代をつくり上げています。これは時代の流れ、歴史の必然の展開でもありますので、今さら、ねじを逆に回すことなど不可能でしょう。

 「人類を一つの家族」とみなせば、いろいろと見えてくるものがあります。家族の一大事は、まずは衣食住の生活です。これを人類一家族の視点でとらえると、世界は食糧問題や貧困、地球環境の問題を人類共通の課題として共有している立場であり、共に解決していかなければなりません。それが家族というものです。

 真のグローバリゼーションとは何か。「人類は一つの家族である」。とても情緒的なフレーズに思えるこの一文を、世界と人類が直面している深刻な地球規模の問題解決のキーパラダイムとしてとらえ、その真の意味を明らかにしなければならない時が来ています。

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「The longest journey begins with one step !」
(千里の道も一歩から!)
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覚えよう!今週のEnglish Words:

「among others」 → 「とりわけ、中でも」

Example:It was a good trip. The food was the best among others.

→いい旅行だった。とりわけ、食べ物が最高だった。

[57]国際協力活動が日本の未来を開く

mail_02.jpg 海外支援、国際協力活動は、同時に国際交流、異文化理解の活動でもあります。その成果と創出される価値は国内、わが国日本においても近い将来において十分に享受、共有できるものとなるでしょう。日本人の海外体験、異文化交流体験が増えていくことは、より良い未来の日本社会を形成していくうえでとても重要なファクターの一つであると考えます。労働力や経済の視点からだけでなく、アジア、世界との協調や協力関係を促進するうえでも、NGOをはじめとする民間の草の根交流の意義は決して小さいものではありません。

 2016年からASEAN(東南アジア諸国連合)の国々では、お互いの国同士で学校の教員の交換教育活動(ある一定期間、具体的に相手国の学校で授業を担当する)が始まるそうです。英語という共通言語を持ち得ているASEANの今後の動きは注目に値すると思います。民間レベルであっても、部分的であってもそこに日本も絡んでいけたらいいのではないかと考えます。国際協力活動の延長線上に日本の教員や大学生、青年たちの教育活動としての交流が積極的になされていくことを期待します。グローバル化という現象が、経済活動を中心にとらえられがちですが、教育者や学生、青年たちの交流が促進されてこそ、真の共生と共栄をもたらすグローバリゼーションがなされていくに違いありません。

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「The longest journey begins with one step !」
(千里の道も一歩から!)
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覚えよう!今週のEnglish Words:

「humid」 → 「(天候・空気などが)湿った、蒸し蒸しする」

Example:Summer in Japan is hot and humid.

→日本の夏は蒸し暑い。

[55]体験が生み出す新しいアクション 

mail_02.jpg 6月、NPO団体が企画するスタディツアーが行われ、YFWPからも多くの青年たちが参加しました。日頃、奨学金支援をしている子供たちを、支援者が直接訪ねて交流するというのがツアーの主な目的です。支援を受けている子供たちと直に接して交流し、彼らの生活環境やその国の様子に触れることは、子供たちを取り巻く事情をより深く理解するうえで貴重な体験となります。

 正に「百聞は一見にしかず」。ツアーに参加した皆さんは、一様に、実際に自分の目で見、耳で聞き、鼻で嗅ぎ、肌で触れてみなければ分からなかった、海外教育支援や国境を超えて異国の人々と家族のように交流することの意味を実感していました。支援活動のプログラムの一環ではありましたが、「与えるために訪ねて行ったのに、逆に多くのことを与えられて帰ってきました」という感想も聞かれました。

 体験は新しい行動を生み出します。ツアー参加者たちは体験を通して得た感情と問題意識を原動力に、次のステップに向かってアクションを起こそうとしています。体験は言葉となって伝えられ、その言葉は行動となって、より多くの周囲の人々に感化や影響を与えていくようになります。

 家族愛を中心とする海外奉仕体験は、確実に人類一家族世界に向かってその実を実らせています。

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「The longest journey begins with one step !」
(千里の道も一歩から!)
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覚えよう!今週のEnglish Words:

「As far as I know,」 → 「私の知る限りでは、」

A: How many people will attend the seminar?
B: As far as I know, thirty will be there.


A: そのセミナーには何人出席しますか?
B: 私の知る限りでは、30人です。

[54]異文化間コミュニケーションの極意

mail_02.jpg どのようにしたら外国人とのコミュニケーションがうまくできるのか。よく指摘されることの一つが「言語の習得」です。もちろんこの答えに異論はありません。言語学習は不可欠です。しかし、コミュニケーションがうまくいかない理由として、もっと本質的な原因が考えられます。それが「対人恐怖症」という問題です。人に笑顔を向けたり、話し掛けたりすること自体が苦手である、避けてしまうということです。その意味で、他の国々の人々と比較してみたとき、現代日本人はかなり「対人恐怖症」の傾向にあると言わざるを得ません。

 歴史を見れば、日本人は意外と好奇心旺盛で発想が柔軟、積極的で開放的で社交的だったことが分かります。異文化や外国語に対してもチャレンジ精神旺盛で、どの時代においても新しい時代を開いてきたのが日本人の姿でした。しかしながら、現代の日本人は、戦後の自虐史観教育のせいなのか、自己肯定感が低く、内向き志向が強い傾向にあります。まずは、自分を好きになりましょう。日本と自分に自信を取り戻しましょう。異文化間コミュニケーション、国際交流においても、日本人の得意技である笑顔の力を大いに発揮し、積極的にあいさつをする、声を掛けるところから交流を始めてみましょう。

 極端なことを言えば、異文化間交流だからといって、外国語である相手の言葉だけを話さなければならないというルールはありません。分からないところは日本語でいきましょう。大事なのは、「対人恐怖症」の虜となって固まってしまうのではなく、「ハロー!」「グッドモーニング」「サンキュー」「イエス!」「ノー!」「オーケー!」と、短い言葉をどんどん使って、一歩前に出ていきましょう。目と目を合わせて「ハーイ!」と元気に大きな声を発する、これが異文化間コミュニケーションの極意です。

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「The longest journey begins with one step !」
 (千里の道も一歩から!)
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覚えよう!今週のEnglish Words:

Silence is golden, but not when trying to learn a foreign language.

→沈黙は金なり。しかし、外国語を覚えようとするときにはそうではない。

[53]グローバル時代の国際感覚を備えた人材育成と国民教育の必要性

mail_02.jpg 国際感覚を磨く上で、大事なポイントの一つが、「多民族、多言語、多文化、多社会」といった一つの国家の中の多様性への理解です。わが国は、基本的に一民族、一言語、一文化、一社会の国家と言っていいでしょう。これは世界的にはとても珍しいことです。

 「日本の常識は世界の非常識」と言われることがありますが、日本人が世界に目を向けてみると、日本の国家感覚ではなかなか理解できない異国の姿が多く目に映ることでしょう。昨今の国際情勢に対する理解、分析においても、多様性を見極める感覚が求められます。異民族間や異宗教間で起こる紛争の原因に対する理解、また一方で、異なる民族や宗教、文化の人々が共存することのできている感覚、一つの国家に異なるバックグラウンドを持ったコミュニティーが共存している多民族共生、多文化共生の空気を“世界の常識”のレベルで理解する皮膚感覚をほとんどの日本人は持ち合わせていないでしょう。しかし、その是非はともかく、私たちはグローバルな時代を迎えています。グローバルコミュニケーションを円滑に行うことができ、国際情勢を読み違えたりしないためにも、グローバル時代の国際感覚を備えたグローバル人材の育成や国民教育にわが国はもっと関心を向けていかなければならないでしょう。

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「The longest journey begins with one step !」
 (千里の道も一歩から!)
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覚えよう!今週のEnglish Words:

「even though」 → 「たとえ〜にしても、〜にもかかわらず」

Example:The soccer game will be held this weekend even though there is a
strong chance of heavy rain.

→大雨の可能性が高いにもかかわらず、そのサッカーの試合は今週末開催されるだろう。

[52]ジェスチャーで国際感覚を身につけよう 

mail_02.jpg「バーバルコミュニケーション」という言葉をご存じでしょうか? 反対語は「ノンバーバルコミュニケーション」です。バーバルコミュニケーションは話や文字などを使った言語的コミュニケーションで、ノンバーバルコミュニケーションは非言語的コミュニケーションのことで、顔の表情や身振り手振り、声のトーンなど、「言葉以外」でのコミュニケーションのことをいいます。

 このように、コミュニケーションは2種類に分けられます。ですから、言語や文化の違う外国人とのコミュニケーションにおいても、2種類の方法があるということになります。異文化間コミュニケーションもまた、言語的コミュニケーションに限定されないということなのです。特に、「ジェスチャー」は有効です。言葉で伝えられないところを、顔の表情や手振り身振りで伝えることができます。もちろん、同じ仕草でも国が違うと全く違う意味になる場合がありますので、事前に調べておく必要があるでしょう。しかしながら、言葉をマスターするよりも簡単に覚えられるのがジェスチャーのいいところです。

 国際感覚を身につける近道の一つ、ジェスチャーのマスターを、世界に共通しているジェスチャーを覚えるところから始めてみましょう。

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「The longest journey begins with one step !」
 (千里の道も一歩から!)
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覚えよう!今週のEnglish Words:

「sacrifice」 → 「犠牲」

Example:He made many sacrifices to send his son to college.

→彼は息子を大学に行かせるために多くを犠牲にした。

[51]国際人となるために必要な力とは? 

mail_02.jpg 語学ができれば、国際人かというとそうも言い切れないかもしれません。できたほうがいいでしょうけれど、だからと言って必ずしも「語学力=国際人力」というわけではない、ということです。たどたどしい言葉でも、そうであるがゆえに、相手が一生懸命分かろうとしてくれて、熱心に耳を傾けてくれたり、心の通ったいい関係ができたりするものです。ある程度話せると、相手も、通じるものと思って、ネーティブと同じ感覚でコミュニケーションを展開するようになります。そうなると、文化背景の違いが思わぬ誤解を生んだり、分かっているもの、通じているものという前提でやり取りが進んでいくうちに、勘違いやちょっとした理解の違い、聞き漏らしがとんでもないギャップをつくり出すことになります。

 夏目漱石と森鴎外は、言わずと知れた明治の大文豪です。漱石がイギリス、鴎外がドイツに留学しました。語学能力においてはいずれも優れていたことでしょう。しかし、異文化に馴染めずストレスに苦しんで帰国した漱石、留学先での生活を闊達に過ごし、ドイツ人女性と恋愛した鴎外、二人の人生の展開を見る限り、国際人、異文化間コミュニケーションとしての語学力は森鴎外のほうが優れていたのではないかと想像します。

 国際人にとっての言語能力は異文化対応力(異文化理解力)、異文化間コミュニケーション力であるという視点もまた、国際感覚を身につける上でのポイントの一つかもしれません。

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覚えよう!今週のEnglish Words:

「cause」 → 「〜させる」

Example:Nothing will ever cause her to change her mind.

→どんなことがあっても彼女は決して考えを変えることはないだろう。

[50]外国人が会いたくなるグローバル日本人になろう

mail_02.jpg 福沢諭吉と勝海舟といえば、どちらがより国際人というイメージでしょうか。もちろん、どちらも歴史に名を残した大物ですが、どうも軍配は勝海舟に上がるようです。福沢諭吉のほうが『西洋事情』を著すなど、国際通のように思いますが、国際感覚においては勝海舟のほうが優れていたというのが一般的な歴史家の評価のようです。

 勝海舟は早くから外国人と対等に付き合い、居ながらにして外国の知識を吸収していたそうです。また、海舟の所には、外国人が好んで寄って来たようで、勝海舟の研究家は「海舟には日本人離れした国際性があった」と評価しています。勝海舟という人物は“自分”がはっきりしています。同時に海舟は相手を正確に把握する感覚に優れていました。他国の事情を正確に理解し、自国の状況を客観的に読み解く感覚に秀でていました。だからこそ、外国人から好かれ、対等な関係を保つことができたのでしょう。優越感でも劣等感でもなく、対等な関係を保てることは国際人として大切な点です。

 異文化理解は自文化理解から。そして、上下でも前後でもなく、左右の関係ともいうべきバランス感覚をもった交流ができてこそ、外国人が会いたくなるグローバル日本人となることができるのでしょう。

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覚えよう!今週のEnglish Words:

「not necessarily」 → 「必ずしも〜ではない」

Example:A person is not necessarily great because he or she knows a lot of
things.

→もの知りだからといってその人が偉大であるとは限らない。

[49]海外体験で異文化理解度を向上させるコツ

mail_02.jpg 国際人になるプロセスで海外体験をすることは大事なことです。しかし、せっかくの海外旅行の機会に恵まれても、受け身の姿勢では貴重な体験もその価値を発揮せずに終わってしまうかもしれません。海外体験の成果を最大限引き出すためにどんな努力や工夫をしたらよいでしょうか。そのポイントは、「いかに異文化への理解度を高めるか」ということです。美しい自然や独特な街並み、文化遺産や歴史、その国の人々の国民性、生活習慣や衣装、料理などなど、渡航先で体験する「異文化」は膨大なものです。これを何の予備知識も得ることなしに通り過ごしてしまうのは実にもったいない。ですから、海外渡航が決まったら、その国に関する情報をできる限り入手し、知ることに努めましょう。渡航先の国に関する本を最低3〜5冊(1000字以上)は読んでおきたいところです。今は、インターネットという便利なものがありますので、画像情報も簡単に見つけることができます。

 さらに、渡航先の言葉を100語、覚えましょう。あいさつの一言、単語一つでも、現地の言葉で話すことができれば、異文化間コミュニケーションの内容は格段に違ったものになります。ボランティア活動が目的の海外渡航であったとしても、異文化理解への準備のあるなしでは、あなたの海外体験は全く違ったものになるでしょう。

 備えあれば憂いなし。どのような海外体験になるかはあなた次第です。

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覚えよう!今週のEnglish Words:

「kidnap」 → 〜「誘拐する、さらう」

Example:More than 200 Nigerian schoolgirls remain missing after being kid
napped.

→誘拐された200人以上のナイジェリアの少女たちの行方は、いまだ分からないままである。

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